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暗視カメラ搭載の自動走行警備ロボット「PATORO」を発表

暗視×AI検知で“初動”を加速——現地確認を素早く支援

マルチベンダー・ロボプラットフォーム「ROBO-HI® OS(ロボハイ® オーエス)」やロボ開発を行うROBO-HI株式会社(東京都中央区、代表取締役社長:谷口 恒)は、暗視カメラを搭載した自動走行警備ロボット「PATORO®(パトロ®)」を発表しました。当社は2019年に警備ロボ「パトロ」を発表、駅や地下街、公園等で実証を行ってまいりました。この度、フロントカメラとして暗視カメラを標準搭載し、夜間や低照度環境での巡回警備の品質を強化しました。さらにカメラ映像のAI解析による人物検知と即時アラート通知により、発見から初動対応までの時間短縮を支援します。

サイズは、公道走行で実績の豊富な当社配送ロボ「DeliRo®(デリロ®)」と同等とし、その視認性の高さが適度な存在感を生み、警備現場の安心感向上や不審行動の発生抑制に貢献します。また、自動充電機能を搭載し、運用効率の向上にも寄与します。


【 主な特徴】

暗視フロントカメラを標準搭載(夜間対応)
夜間や低照度環境でも映像を確保し、巡回警備品質を向上。
AI人物検知 → 即時アラート
カメラ映像をAIで解析し、人物(侵入・滞留など)を検知。運用ルールに沿って即時に管理者へ通知し、迅速な現場対応を支援。
視認性が高く存在感のあるサイズ
公道走行で実績豊富な配送ロボ「デリロ」と同サイズ。不審行動の発生抑制へ貢献。
●自動充電
夜間運用を無人化/遠隔監視前提へシフトし、人件費負担を削減します。


<新型PATOROイメージ図>


<暗視カメラ(上)と通常カメラ(下)の人物検知の様子>

【 開発背景】
国内の警備現場では、夜間要員の確保難と人件費の上昇が長期トレンドとなる一方、商業施設・オフィス・工場・キャンパスなど広域かつ低照度の環境で、巡回の「見逃し防止」と「初動の迅速化」が強く求められています。加えて、カメラ・センサー・クラウド連携の普及により、現場で生じた兆候を即時に可視化し、しかるべき担当へつなぐ運用が標準化しつつあります。こうした動向を踏まえ、当社は暗視撮像の標準搭載とAIによる人物検知・即時アラートを軸に、夜間巡回の“気づき”と“初動”を一段と自動化する仕様へアップデートしました。運用は人とテクノロジーの協調から出発しつつも、現場負担を段階的に肩代わりし、より広範なシーンでの自律的な稼働比率を高めることを目指します。

【 今後の開発方針】

1.     “警備員の判断”に近い行動検知
転倒者・白杖者などを検知し、通知。一次声掛け/誘導/通報/記録化など対応オプションが拡張され、現場の選択肢とカバー範囲を拡大します。

2.     警備報告書の自動作成
日報・月報をゼロタッチ化。 エビデンス付きのレポートを自動生成し、監査対応と品質可視化を平準化します。

3.     既設エレベーター乗り込み対応
すでに乗り込み可能なクラウド対応エレベーターに加え、既設エレベーターへの連携を拡張。これまでロボット化が難しかった現場でも活用範囲を広げ、夜間のカバー率と導線設計の自由度を向上させます。

4.     商業施設での案内業務も可能に
特に商業施設で求められる案内業務にも対応。ピーク時の分散案内、イベント/店舗位置の表示、非常時の避難ルート提示まで、誤案内を減らしつつ顧客満足度と安全性を両立します。


【 主要仕様(抜粋)】
サイズ:幅66.3cm × 奥行96.2cm × 高さ108.9cm(デリロと同一)
カメラ:フロント:暗視カメラ(標準)
    サイド:可視光カメラ ×2(左右)
    リア:可視光カメラ ×1
機能:自律走行巡回、障害物回避、AI人物検知、アラート通知、遠隔監視・通話
用途:施設巡回、夜間監視、混雑時の見回り、商業施設での案内(今後実装予定)
パトロホームページ:https://www.robo-hi.jp/products/lrb/patoro

【お問い合わせ】
ROBO-HI株式会社 営業本部
お問い合わせフォーム:https://www.robo-hi.jp/contact/other_contact


【プレスリリース記事】
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